出西窯

やきもの/島根県


1947年、出西(しゅっさい)窯を開いたのは民藝運動に共鳴した5人の若者です。一貫して共同体の形態を取り、製品は無銘。郷土の土を使い、実用陶器を作り続けています。

この窯について、柳宗悦は次のように記しています。
「世の中はなにもかも“おかげさま”によるもので、自分の手柄などどこにもない」という無自性の理念のもと、悦びも、哀しみも、すべて共同体で共有。その精神を貫く同志は、現在20人を数え、共同作業による器作りを継いでいる。「無名職人でも地元の材料で作った実用陶器には温かさと、深い美しさがある」(『私の念願』柳宗悦著)



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出西窯