2010年4月21日

「食器の買い方選び方」 秋岡芳夫著 新潮社

著者は共立女子大学、東北工業大学で教鞭をとった他、工業デザイナーとして、作る者・売る者・使う者のより良い関係を築くため「モノ・モノ」運動を主宰されていました。北海道や岩手県でのコミュニティ産業開発にも貢献をしていて、著書も多くあります。

手頃な大きさ、重さという事に関して詳しく書かれ、食器を選ぶ際のいろいろなポイントが明記され、買う者にはとても参考になる話しが載っています。

以下本文より引用。

・暮しで見立てる
単に食べやすいだけでは、いい器とはいえない。
食器は、それで食事をする人だけではなく、運ぶ人、洗う人、片付ける人、みんなにとって使いやすいのが〝いい器〟なのだ。
使いやすさを決めるのは、体と器の関係寸法、器同士の関係寸法、動作と器の関わり方、その他いろいろ。

・持ちやすいのがいい
見近にあるものを手に持ってみたら、コップも茶筒もビール瓶も、みなほぼ同じ大きさ、直径80ミリ前後。これは、日本人の手にちょうどすっぽりと収まる大きさだ。この80ミリ前後すなわち3寸弱とは、長い歴史の中で自然とできあがった〝きまり寸法〟なのだ。持ちやすさを求めた昔のユーザーたちの追求がこのサイズに落着き、現代でも生きている。

「モノ・モノ」の流れを汲む、お店
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カテゴリー:本(工芸・うつわ) |  コメント (0) |  投稿者:兵藤 由香

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